新築一戸建ての購入は大きな買い物です。だからこそ失敗したくないと考える方は多いのではないでしょうか。
とはいえ一体何に注意すれば失敗を避けられるか分からないですよね。
そこで、新築一戸建て住宅購入時の注意点をご紹介します。
注意点をしっかり理解して、「こんなはずではなかった…」とならない様にしましょう。
新築一戸建て住宅購入時の注意点

新築一戸建て住宅を購入する際に注意すべき点は主に以下の3点が挙げられます。
- さまざまな視点で立地を確認する
- 購入代金の支払いルールを理解する
- 傷や不具合の補修依頼をする
それぞれ詳しく見てみましょう。
さまざまな視点で立地を確認する
立地は利便性に注目しがちですが、大事なポイントは他にもあります。
具体的には以下の点です。
- 災害リスクが低いか
- 近隣状況、治安はいいか
災害リスクの例に床上浸水が挙げられます。気象庁のウェブサイトによると、2025年の1時間あたりの降水量が50mmを超える回数は1975年の1.5倍以上に増えております。*1
そのため水害の記録がない場所でも、道路冠水や家が浸水する可能性はゼロではありません。周辺状況や治安については、引越し後に近隣住民とトラブルに遭い、悩まされることもあるでしょう。
できるかぎり足を運んで昼・夜・大雨時など状況毎に現地の様子を確認しましょう。
購入代金の支払いルールを理解する
会社によりますが、住宅の購入代金は支払いタイミングを複数回に分けるケースが多いです。
下の図は一般的な住宅購入の流れと代金支払いのタイミングをまとめたものです。
https://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/080800/d00154664_d/fil/baibai.pdf
図のように住宅購入代金の支払いタイミングは最大3回あります(申込み証拠金、手付金、残金)。
なお残金の支払いをローンで行う場合は残金支払い期日までにローンが実行されるかどうか確認が必要です。購入までの流れとあわせて理解しておきましょう。
傷や不具合の補修依頼を忘れずに
新築とはいえ細かい傷や思わぬ不具合が残っている可能性は十分考えられます。小さな傷でも知らずに触ると怪我につながることもあるでしょう。
不具合についても「このくらい良いか」と遠慮する必要は、まったくありません。入居後の修理は生活している側で行うため、ストレスに感じることもあります。
小さな傷や不具合だとしても、遠慮なく修理を依頼しましょう。
新築戸建て住宅購入前の内覧会でチェックするべきポイント

内覧会では傷の有無はもちろん、そのほかにもチェックすべきポイントが存在します。入居後の傷補修は気を使いますし、最初からあったことを証明できないと無償での補修を断られるケースも考えられます。
入居後に困らないためにも、これから紹介するポイントは必ずチェックしましょう。
ドア・窓の開閉は問題ないか
ドアや窓の開閉確認は内覧会で確認しておきましょう。具体的な確認点は以下が挙げられます。
- ドアが重くないか
- 鍵、戸当たりが正常に動作するか
- ドアの開閉時に干渉するものはないか
とくに注意すべき点はドア開閉時の干渉物に関してです。干渉物に気づかずにドアを開け閉めして、ドアに傷をつけてしまう恐れがあるので注意しましょう。
照明・コンセントは問題なく使えるか
照明・コンセントが使用できないと生活に支障をきたします。場合によっては2階の子供部屋などしばらく使用しない部屋もあるでしょう。
数年後に気づき、修理を依頼しても無償で対応してくれない可能性も考えられます。
内覧会で確認可能なダウンライトなどの照明器具とコンセントに関しては全数チェックしておきましょう。
点検口の内部は問題ないか
見えない部分こそ大きな欠陥が見つかる可能性があります。可能な限り点検口の内部を確認しておきましょう。
具体的なチェックポイントは以下の通り。
- 断熱材の落下や抜けはないか
- 残材やゴミが落ちていないか
- 床下に水溜りやシミはないか
床下点検口は蓋を開ければ簡単に確認できます。しかし天井点検口は脚立などを使用しなければ確認できません。事前に営業スタッフに申し出て脚立を用意してもらいましょう。
新築一戸建て住宅を購入する際に押さえておきたいポイント

購入前の注意点とあわせて押さえておきたいポイントは、物件選びです。物件選び次第であなたが住む場所、家の大きさなどが決まります。ここで失敗してしまうと、ずっと後悔しながら住み続けなければならなくなります。そうならないためにも物件選びのポイントをしっかり理解しておきましょう。
将来を見据えた部屋数、広さで選ぶ
一戸建てを購入する際はあなたの生活スタイルや将来の人生設計にマッチした家を選ぶ必要があります。
賃貸と異なって一戸建ては部屋数や広さが比較的豊富です。そのため個人の人生設計に合わせた家を選べます。逆に部屋数を間違えてしまうとてせまになったり、部屋が余ったりという事態に遭うケースも。余分な部屋があると掃除・定期的な換気など管理を行う必要があり、手間が増えてしまいます。
物件選びではあなた自身の人生設計をイメージすることが重要です。
優先順位を決めておく
物件選びでは優先順位をあらかじめ決めておくとスムーズに進みます。
たとえば気に入った物件が2つあったとします。どちらも立地・価格が希望通りの物件だとすると、何を基準に選びますか?
優先順位が決まっていないと、悩んでしまうかと思います。場合によっては決めきれず、悩んでいるうちに他の買い手が見つかってしまう可能性もあるでしょう。
自分にぴったりの物件を逃さない為にも事前に家族と話し合い、優先順位を決めておきましょう。
住宅購入相談サービスを活用する
新築一戸建て住宅を探す、はじめの一歩におすすめなのが住宅購入相談サービスの利用です。理由は提携ハウスメーカー・工務店の情報を中立的な立場で紹介してくれる為です。
とくにおすすめしているのが【家づくり相談所】
家づくり相談所の特徴は以下の点。
- 家づくりに関する知識を理解した住宅建築コーディネーター資格保有者がサポート
- 営業なし、お断り代行サービスも有り
- 住宅会社の紹介だけでなく、買う主専門家の紹介や、見積もり内容のチェックなども実施
- ハウスメーカーをはじめとし、工務店や建築家の紹介も可能
- 注文住宅以外にも建売住宅や中古物件も紹介可能
上記のように家づくり相談所のサポートは家づくりに関して困りやすいポイントをしっかり押さえ、相談者をサポートします。物件紹介だけでなく契約・税の手続きサポート、資金計画、物件タイプの違いの紹介などを得意としています。お断り代行もそのひとつです。

私も家づくりの際は断りづらかったり、強引な電話に困ったりしていました…。
そのため、「新築一戸建てを購入したいけど、何から始めたら良いか分からない」「自分だけで一歩を踏み出すのが不安」という方にピッタリです。
気になる方は、ぜひ相談してみましょう。
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まとめ

ほとんどの方が新築一戸建ての購入は初体験、一度きりの買い物となります。だからこそ後悔しないために購入時の注意点をおさえておくことが大切です。
とくに住む上でのリスク、決め手とする優先順位、建物の仕上がり状況の確認は見落としてしまうと後悔につながる大きなポイントです。
何から始めればいいか、悩んでいるが誰に相談したら良いのか分からない方はポータルサイトの相談窓口などを活用してみましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
*1
参考)気象庁HP 全国(アメダス)の1時間降水量50mm以上の年間発生回数https://www.data.jma.go.jp/cpdinfo/extreme/extreme_p.html